「.5」公演の意味 〜願いではなく欲求を〜
- yaenza8
- 2016年6月19日
- 読了時間: 2分
1月の旗揚げ公演が終わってから、早2ヶ月が過ぎました。
現在、我々八焔座は、4月16日&17日の公開オーディションからスタートし、6月10~12日にお披露目する「1.5公演」に向けて動き出しています。
演目は私自身がオーディション合格者へ当て書きをするオリジナル作品となる訳ですが、なぜこの公演を第2回ではなく1.5と名打つのか、疑問に感じた方もいらっしゃるでしょう。
どうせサブ企画的なノリなんでしょ? みたいに思われた方も、もしかしたら。
はっきりと申し上げまして、その通りでございます。恥も何もかなぐり捨てます。「その通り。」
しかしながら、座付きの作家、演出家として、サブ企画である事に意味があると考えています。
これは、作・演出の私の中が創作活動を始めた時から通底して持っている「願い」とは別に、強い「欲求」があるからであります。
今までの私の作品は「こうあってほしい」という「願い」が常に勝っていたような気がいたします。
ですが1.5公演から始まり2.5、3.5と続いていくこの企画では、「こうしたい」という「欲求」を大事にしていきたい。
オーディションで合否に携わって頂く「審査員としてのお客様」から始まり、選ばれた役者から物語を設計(当て書き)する私、それを紡ぎ出す役者たち。
この「欲求」は、オーディションを経ていざ6月の本番と、まだ見ぬこの作品に触れることになる、全ての方々のものだと考えています。
公開オーディションは4/16・17です。
会場である赤坂のライブバー「Live Art」 にて、多くの方々との出会いを心待ちにしております。
八焔座 座長 菊地史恩
※公開オーディション記事はこちら。以下にご予約フォームもございます。
Comments